1995年3月13日月曜日

緑 陰



34" x 26"

五七五に限られた俳句では、季語が重要な役をつとめる。 というのは、5シラブルで季節に関するいろいろな観察が表現できるからである。 たとえば、初夏の季語「緑陰」は、都市の庭園や公園での木陰の涼しさを意味する。 山本健吉の歳時記によると、「明るい初夏の日ざしの中の緑したたる木立の陰を言う。木蔭に織り出す縞が美しい。」

このカンバスでは、初夏の庭園の涼しげな空間を画いてみた。
緑陰の
あや織りなして
木の下に

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