花どきの風にもまけず、雨にもまけず咲いておどって、たのしんだわたし…いのちのおわりか、くろぐろと今は横たうしずかな古木夢にみる吉野の花は、咲き誇り吹雪となって、鞠あそぶ児たちの黒髪かざりたくそっとゆすぶる枯れた枝春がきて思いもかけず枝えだにほとばしる生気のよみがえり…さいごの舞を踊らんと息をととのえうたいだす…たまゆらのいのち尊し咲きて歌はむ
たまゆらのいのち尊し咲きて歌はむ
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