1993年3月13日土曜日

晴 れ 着



30" x 24"

なつかしい思い出のなかに、私の家族の、元日の行事がある。その日は、家族全員が、畳敷きの客間に集まった。 父は、床の間を背にして、正座していた。誰もかも、一番上等の服装で、楽しそうだった。 幼い私も、新調の着物を着せられて、父に向かい、両手をついて正式のあいさつをした。 それから、お屠蘇の交換から御節料理えと、元日のお祝いがはじまった。
よろこびは
色さまざまに
年のあけ

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