1993年3月13日土曜日

早 春



34" x 22"

東京の冬は長く続かない。本当に寒いのは一月ぐらいで、二月も終わりに近ずくと、そろそろ春の気配を感ずる。その頃にふる雪は、ふわっとした牡丹雪で、手のひらにのせても冷たくない。解けてゆくのも早く、日当たりの良い場所は、雪解けの下に思いがけなく草の芽がでていることもある。
妖精の
踊るあしあと
雪間草(ゆきまぐさ)

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