1990年3月13日火曜日

花 み だ れ



31" x 41"

1989年の年明けに、私はヴァージニヤからカリフォルニヤのCarmel Valleyに移った。この谷をかこむ丘陵は、White-Oakという傘の格好をした樫の木が生え茂り、そのなかに近代建築の家々がたっていた。 私の家も、そうした丘の中腹にあり、愛犬をつれて頂上まで登るのが、私の日課となった。 樫の森は、鹿の棲家でもあり、都会育ちの私には、90度転向の環境であった。 

初夏の森はことに生き生きとしている。 丘の頂上から見下ろす谷は、黒々とした樫の木に被われているが、中腹から上は、色とりどりの野生の花が咲きほこり、そのなかを、鹿の通り道が頂上までつずく。 この絵で、そうした環境に住む悦びを、率直に表現したいとおもった。
山頂まで
鹿の通い路
花みだれ

0 件のコメント:

コメントを投稿